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登録日:2026/5/16

子どもはどのように音を聞いているかー育ちを支える「保育の音環境」

出版社
新曜社
発売日
2026/3/11
ISBN
9784788519138
ASIN
4788519135

補足情報

openBDに収録されている書誌情報を表示しています。

ページ数
152ページ
価格情報
2,300円(税抜)

内容紹介

保育園はにぎやかなのが当たり前? 乳幼児の聴覚は大人より雑音に弱く、音が響きすぎる室内で長時間過ごすことは、言語発達や子どもの育ちに深刻な影響を及ぼしかねない。最新の研究成果から、保育の場での音環境の整え方を具体例とともに提案する。

目次を表示

はじめに――子どもの聞いている世界を想像する  第1章 子どもはどのように音を聞いているか  1 子どもの聴覚の発達と特性  子どもの聴力はどのように発達するか  ▼コラム1 「胎教」ってどうなの?  聴覚の情報処理と言語獲得の関係  聴覚情報処理の機能――そもそも「聞く」とはどういうことか  選択的聴取――雑音の中で必要な情報を選んで聞き取る力  ▼コラム2 知覚的補完  ▼コラム3 にぎやかだと「苦しい」 2 雑音が苦手な子どもたち  子どもの聴覚情報処理――選択的聴取は難しい  生活音の中での聞く力を調べてみる  気づかれにくい子どもたち:聴覚情報処理障害または聞き取り困難(APD/LiD)  ――聴力は正常だが雑音があると聞きとりにくい  ▼コラム4 子どもの聞こえ方を追体験できるか?  発達障がいとの関係は?  第2章 音環境の子どもの育ちへの影響 1 音環境による長期的な影響  言葉、認知能力、ストレス……騒音にさらされた小学生への影響  子どもにおける「ロンバード効果」  乳幼児への影響――言葉、意欲  乳幼児への影響――ストレス、コミュニケーション  通常の保育室での騒音によるさまざまなリスク 2 会話と音環境  乳幼児が会話の力を育むために  「他者を尊重すること」とのつながり  第3章 子どもの暮らす部屋と音の響き 1 保育環境と建築の現状 「静か」とはこういうことだったのですね  保育室の音圧レベル  ポイントは「残響時間」  「保育園の騒音」問題について 2 建築設計の際に音に対して配慮すべきこと  日本建築学会の「ガイドライン」  建築学・音響学・赤ちゃん学の動向  第4章 【実践編】保育園・幼稚園の「音環境」を変える試み  ――豊かな音体験の創出 1 音環境改善への第一歩  立ちはだかるコストの問題  保育室でできること  ▼コラム5 家庭でもできること  手造りの吸音材の使い方 2 音環境の改善事例  木の花(このはな)幼稚園(石川県)  幼稚園型認定こども園 かわい幼稚園(石川県)  幼稚園型認定こども園 高槻双葉幼稚園(大阪府)  幼保連携型認定こども園 藍咲学園(京都府)  Aこども園  N幼稚園 3 保育の音環境 これから  「声は手渡し」――人的環境の工夫  ▼コラム6 保育室でのオンライン研修  終 章 乳幼児にとっての「豊かな音の体験」とは  落ち着いた音環境のその先――豊かな音体験の創出  互いの声音・ひとりごと……とても小さな音風景  音を試してみる手と耳――ギターに触れる1歳児  ▼コラム7 ひとりごとの研究  子どもが「世界に意味を見つけていく」ための環境づくり 参考資料  音環境への指針とセルフチェック  市全園調査の結果より  Q&A――保育の「音環境」をどう変えていくか おわりに――研究のきっかけ・研究者と保育者の協働ということ 謝 辞 参考文献 装幀 ◎ 臼井新太郎 装画 ◎ 森 由香里

著者略歴を表示

嶋田 容子

同志社大学研究開発推進機構脳科学研究科助教/同志社大学赤ちゃん学研究センター 嘱託研究員

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