登録日:2026/7/16
日本の心理療法 自我篇
- 出版社
- 新曜社
- 発売日
- 2016/10/1
- ISBN
- 9784788514935
- ASIN
- 4788514931
- 概要・目次
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補足情報
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- タイトル読み
- ニホン ノ シンリ リョウホウ
- 著者読み
- アキタ, イワオ, 1957-、オガワ, カヨコ, 1960-
- 形態情報
- 199,6p ; 22cm
- 資料種別
- 図書
要約・抄録・解説
type : book
openBDに収録されている書誌情報を表示しています。
- ページ数
- 224ページ
- 価格情報
- 2,800円(税抜)
版元コメント
「日本の心理療法シリーズ」第2回配本 日本人に適した心理療法の在り方を、日本独特の文化的背景から考察した著作群「日本の心理療法シリーズ」第2回配本は「自我篇」です。「自我」とは一言でいえば意識の中心であり、西洋由来の精神医学や心理療法にとっては最重要ともいえる概念です。本篇はこの自我なる概念を、そのまま日本の心理療法場面に持ち込むことへの違和感をもとに企画されました。能楽や和歌、さらには伝統的に受け入れられてきた仏教的な価値観などを交えて、心理学や精神医学が西洋から輸入される以前の「日本人らしさ」への接近を試みます。
目次を表示
日本の心理療法 自我篇 目次 はじめに(各篇共通) 序 自我篇――非・西欧的〈わたくし〉をめぐって 第一章 能の〈わたくし〉をめぐって 小川佳世子 はじめに 『草枕』と能 ●「憐れ」という表情 ●『草枕』について ●「わたし」ということ、「近代」ということ ●能におけるワキの問題 ●漱石と能 ●「物狂能」としての『草枕』 ●『草枕』の美の特色と能 ●『草枕』という小説 ●現在の〈わたくし〉 能の〈わたくし〉 ●能の種類について ●能の中の〈わたくし〉 ●井筒 ●姨捨 ●山姥 ●融 ●江口 ●能における舞と物狂能の結末について ●物狂能の結末および面についての考察 ●草木国土悉皆成仏 おわりに 第二章 仏教の存在論と日本的じぶん認識 手嶋英貴 序説――本稿の問題意識 ●「わたし/I」と「自己/self」 ●原日本的じぶん認識――存在論的「自己」の不在 ●仏教の存在論と日本的じぶん認識 古代インド思想界におけるじぶん認識 ●バラモン教のじぶん認識――「わたし」から「自己」へ ●ウパニシャッドの存在論とじぶん認識――一元論の「自己」 ●サーンキャ説の存在論とじぶん認識――二元論の「自己」 仏教における存在論とじぶん認識――「自己」から「自己=わたし」へ ●説一切有部の存在論とじぶん認識――実在的多元論の「自己」 ●唯識説の存在論とじぶん認識――仮設的一元論の「自己」(仮象の「自己」) ●中観派の存在論とじぶん認識――中なる「自己」 ●法身説の存在論とじぶん認識:人格的一元論の「自己=わたし」 仏教受容初期における日本的じぶん認識の変容 ●『万葉集』成立期の仏教教理学と日本的じぶん認識 奈良時代後半から平安時代前半に伝来した仏教の存在論 ●華厳の存在論 ●法相の存在論 ●天台円教の存在論 ●東密(真言密教)の存在論 ●台密(天台密教)の存在論 平安時代以降の日本的じぶん認識 ●草木成仏説の日本的展開――人格的自然一元論の形成 ●日本的じぶん認識の諸相 おわりに――現代日本の死生観の底流 第三章 ポーランドと非・西欧をめぐって――視覚芸術を中心に 加須屋明子 はじめに ポーランドの視覚芸術 ●政治的・社会的背景 ●第二次世界大戦後の芸術家たち ●ミロスワフ・バウカ ポーランドにみる非・西欧的な〈わたくし〉 第四章 和太鼓演奏における「私性」 ――非我と無我を経て:息的主体とその在り方 清源友香奈 はじめに 本稿における西欧的自我について ●本シンポジウムにおける発表の位置づけ ●心的な構造としての自我(ego) 和太鼓演奏における体験――演奏者の語りを通して ●我を出さないこと――非我的体験 ●息を合わせること――無我的体験 ●息的主体 ●西欧的自我と和太鼓演奏者の体験 ●和太鼓演奏における「私性」 ●日本人の心――非西欧的〈わたくし〉とは 同期現象より――息的主体に思いを馳せるために 息的次元に開かれていながら、個で在り続けるということ おわりに 自我篇――ディスカッション 終 章 水の我 秋田 巌 はじめに ●日本人の自我と西洋人の自我 ●日本人にとって自我は自明か? ●最深層では同じ 西洋との「文化差」 ●西洋人の自我 ●耳と口 ●「骨格」 ●文化的無意識 ●中世的自我 日本人の「我」 ●「和食」という「神社」 ●物事を完成させる ●水の我 おわりに 事項索引 人名索引 ■装幀 虎尾 隆
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