内容紹介
マイノリティの経験をこころの専門家は受けとめられるのか。
差別や抑圧の現実に向き合う、これからの臨床を提言する。
目次を表示
はじめに
第Ⅰ部 クィア・アイデンティティ
第1章 いったい誰がクィアなのか?
――患者と分析家が硬直した思考や関係性を乗り越えること◆マックス・ベルキン
第2章 ギャップを考える
――ジェンダーバリアントな子どもたちとの治療におけるジェンダー、人種、階級の交差◆アヴギ・サケトポロウ
第Ⅱ部 女性の性的搾取
第3章 従属した自己
――売春言説における交差的抑圧と無意識のこころの統合◆ハンナ・ポコック
第4章 肌の記憶――人種、愛、喪失をめぐって◆スー・グランド
第Ⅲ部 移民体験
第5章 移民の文脈におけるインターセクショナリティ◆プラチューシャ・トゥンマラ= ナラ
第6章 楽園の異邦人
――トレヴァー、マーリー、そして私:レゲエ音楽とよそ者としての他者◆クレオニー・ホワイト
第Ⅳ部 臨床理論
第7章 インターセクショナリティ、規範的無意識過程、人種化された区別のエナクトメント◆リン・レイトン
第8章 インターセクショナリティとラプランシュの出会い
――他者性と加害の理解不能性をめぐって◆ジュリー・レヴィット エイドリアン・ハリス
第9章 インターセクショナリティ
――政治からアイデンティティへ◆ニール・アルトマン
謝辞
解説 「心理的なもの」と「社会的なもの」を結びつけるために(北村隆人)
訳者あとがき
執筆者一覧