登録日:2026/7/21
日高六郎の戦後啓蒙: 社会心理学と教育運動の思想史
- 著者
- 出版社
- 人文書院
- 発売日
- 2025/3/31
- ISBN
- 9784409241714
- ASIN
- 4409241710
- 概要・目次
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補足情報
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- タイトル読み
- ヒダカ ロクロウ ノ センゴ ケイモウ : シャカイ シンリガク ト キョウイク ウンドウ ノ シソウシ
- 著者読み
- ミヤシタ, ショウコ, 1985-
- 形態情報
- 359p ; 20cm
- 資料種別
- 図書
要約・抄録・解説
type : book
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- ページ数
- 364ページ
- 価格情報
- 4,500円(税抜)
内容紹介
戦後日本を代表する知識人、社会学者日高六郎。そのの学問と思想を、社会心理学と教育運動の面から丹念に考察する。
目次を表示
はしがき 序章 日高六郎の戦後啓蒙 1 日高六郎という戦後知識人 2 「戦後啓蒙」とは何か 3 戦後啓蒙と社会心理学 4 戦後啓蒙と学校教育 5 日高六郎に関する先行研究 6 本書の構成 第1章 思想形成と戦後の出発 はじめに 1 生い立ちと思想形成、戦争体験 (1)青島時代 (2)東京高等学校から東京帝国大学へ (3)召集から敗戦まで 2 戦後の出発――「人間の解放」というモチーフの生成 (1)マルクス主義者への疑義 (2)「開いた魂」「開いた社会」の希求 (3)「科学的人間主義」の立場 おわりに 第2章 一九五〇年代における社会心理学の展開とその思想 はじめに 1 社会心理学の導入と「旧意識」の叙述――一九五〇年代前半 (1)パーソナリティとパーソナル・コミュニケーションへの着眼 (2)「旧意識の温存と変容」(「「旧意識」とその原初形態」) 2 「旧意識」と「階級意識」の定量分析――一九五〇年代半ば (1)工場労働者に対する社会調査の前提と方法 (2)「新しい意識」としての「階級意識」 (3)調査結果と変革への展望 (4)著者たちの立ち位置 3 近代的主体と「社会的性格」の追究――一九五〇年代後半 (1)東側世界への評価と社会心理学的研究の軌道修正 (2)城戸浩太郎の死去 (3)「イデオロギー・社会心理・社会的性格」 おわりに 第3章 社会科教育をめぐる実践 はじめに 1 教科書執筆――一九四八年~一九五〇年代 (1)文部省著作『個人と集団生活』 (2)中教出版の検定教科書 2 教科書パージへの対応――一九五五~五七年 (1)「うれうべき教科書の問題」 (2)「F項パージ」 3 社会科教育をめぐる理論の提供――一九五〇年代後半~一九六〇年代 (1)道徳教育と「愛国心」の問題 (2)社会科教育論 おわりに 第4章 教育運動への関わりとその思想 はじめに 1 教育への関心の高まり――一九五〇年代初頭 (1)教育をめぐる発言の開始 (2)生活綴方への評価 2 教研活動への参加開始――一九五〇年代半ば (1)教研集会の衝撃 (2)教研活動への問題提起 3 保革対立の激化のなかで――一九五〇年代末 (1)勤評闘争と教研活動 (2)教師の政治主義をめぐって 4 教研活動形骸化への批判と教育論・教育運動論 (1)安保闘争後の分裂――一九六〇年代 (2)教育論・教育運動論 おわりに 第5章 社会心理学のその後と「戦後民主主義」への問い はじめに 1 マルクス主義批判 (1)「正統派」マルクス主義との提携の模索 (2)『現代の理論』処分問題に関する日本共産党批判 (3)生活記録運動の停滞の分析 2 「市民」への問いと社会心理学からの離脱 (1)「市民」の台頭/「現実主義者」の台頭 (2)アカデミズムからの離脱 3 「東大紛争」と一九七〇年代以降の展開 (1)学校教育、戦争責任、「東大紛争」 (2)全共闘への理解 (3)「戦後民主主義」の擁護者へ おわりに 終章 戦後日本におけるリベラル派の知的遺産 1 関係論的な「主体」観 2 ナショナリズムを平和と人権尊重へ 3 学校教育と社会の関係性、「権力性」を引き受ける責任 4 「戦後民主主義」と現在 あとがき
著者略歴を表示
宮下 祥子
【著者】宮下 祥子(みやした・しょうこ) 1985年、愛知県生まれ。立命館大学大学院社会学研究科博士課程後期課程修了。博士(社会学)。現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員。専門は日本近現代史。論考に、「鶴見俊輔のハンセン病者との関わりにみる思想――1953~1964年を中心に」(『同時代史研究』第10号、2017年)、「日高六郎の学校教育をめぐる思想と運動」(北河賢三・黒川みどり編著『戦中・戦後の経験と戦後思想 一九三〇-一九六〇年代』現代史料出版、2020年)、「日高六郎と「デモクラシーの心理学」」(出原政雄・ 望月詩史編『「戦後民主主義」の歴史的研究』法律文化社、2021年)ほか。
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